グループホーム

 <あゆみ>

 1989年にグループホームの制度ができてから、今年で16年を迎える。2000年からは就労要件が撤廃され、ホームヘルプの利用も可能になった。
 パンジーのグループホームも今年で14年目を迎え、正確に言うと無認可の作業所時代からでパンジーより歴史がある。当初は意思表示がことばで行える当事者が集まってスタートし、生活保護、他人介護料、グループホームへのホームヘルパーの派遣を市との話し合いで獲得してきた歴史もある。 
 1996年に、パンジーの体験宿泊室で自立体験宿泊を始めた。1997年には、それがショートステイ事業としてスタートし、重度の障害をもった多くのメンバーも家族と離れて生活することを経験するようになった。そんな中、1999年度、申請していた府営住宅のグループホーム利用ができるようになり、一気にパンジーのグループホームも拡大することになる。
 

1991年4月 自立ホーム「つばさ」
1996年6月 グループホーム「あゆむ」
1999年4月 グループホーム「青空」
2000年4月 グループホーム「てくてく」
2001年4月 グループホーム「はやぶさ」
2002年4月 グループホーム「たんぽぽ」
2002年10月 グループホーム「春宮」
2004年4月 グループホーム「ギザギザハート」
2005年4月 グループホーム「こうのいけ」

 

当事者より                              
グループホームをしてから、楽しいです。

 私は今グループホームに住んでいます。自立生活を1991年から始めました。始める前に、親がさみしがっていたけど、いずれは一人ぐらしをする時がくるのです。
 生活費は、生活保護と障害者年金とパンジーのお給料でやっています。生活費の計算は、グループホームの職員に手伝ってもらっています。グループホームの介護者は、土日以外毎日きています。
 介護者には、おこづかいの計算とか、ごはんの用意を手伝ってもらいながら、4人で助け合って自立しています。
 グループホームをしてから楽しいです。自分の部屋があるのと、好きなことができるからです。
 ときには、外食したり、ビデオやさんに行ったりしています。
 でも、今のグループホームでは、おなじアパートのとなりの人と話もwしたことがないので、なにかあっても助けてくれるか心配です。
もっとコミュニケーションをとりたいと思っています。    (M) 
 

 毎年1つのペースでグループホームを増やし2005年4月で9つ目のグループホームを開設する。グループホームを開設する上での大きな難関は住宅だったが、幸いにも府営住宅や、民間の賃貸マンションを利用することができたことも大きい。

 また、親の長期入院や緊急事態に対してはプロジェクトチームをつくり、グループホームでの生活を支えてきたことは、私たちにも大きな自信となった。

 同じグループホームに泊まる当事者間においては、お互いの気持ちを支え合い、仲間意識がもてるようになっている。そのことによって生活への意欲の高まりや、肯定的な経験の積み重ねがなされている。また、朝食事の献立を考え、材料を自分たちで考えて買いに行き、調理するなど、生活面での広がりや楽しみをもてるようになっている。